計算基礎科学連携拠点 / シンポジウム

シンポジウム「大規模計算が切り拓く基礎科学の将来」

平成21年2月23日(月): つくば国際会議場 中ホール300

指数的な性能向上を続ける計算機を活用する計算科学の手法は、従来は理論と実験・観測が中心となって進んできた基礎科学の分野にも変化をもたらしつつあります。その核となる素粒子・原子核・天文宇宙物理の分野でも、長年にわたって困難と思われていた問題が大規模計算によって解かれるなど、近年になって研究の方向性をも変革するような成果が次々と得られるようになってきました。また、研究の深化にともなって細分化が進む一方だったこれらの分野を、計算科学の手法を使って統合しようとする動きも現れています。計算科学は、異なるスケールにわたる現象を統一的に理解する大きな可能性を秘めています。

高エネルギー加速器研究機構、自然科学研究機構国立天文台、筑波大学の三者は、この度、計算基礎科学連携拠点を共同で設立し、素粒子・原子核・天文宇宙物理における分野融合的研究を推進することとなりました。各研究機関が行ってきた計算科学における研究活動を統合してさらに大きく発展させると同時に、これまで各機関が実施してきたスーパーコンピュータの共同利用プログラムの経験をもとに分野横断的研究を積極的に推進する新たな共同利用を導入するなど、新たな研究の展開に向けてコミュニティーをサポートする役割も果たしていきます。

また、素粒子・原子核・宇宙物理の分野では、計算科学を軸として分野融合型の研究領域の構築を目指す新学術領域研究(研究領域提案型)「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」(領域代表者・青木慎也)が平成20年度に採択され、この流れを研究者の側からもさらに強力に押し進めていく体制が整いました。

本シンポジウムは、計算基礎科学連携拠点と新学術領域研究の発足に際して、計算科学を通じて切り開く基礎科学の将来を展望しようとするものです。分野を代表する研究者や気鋭の若手研究者らによる招待講演を企画しております。関連研究分野や企業など、多くの方のご参加を期待しております。

参加費は無料ですが、参加登録が必要です(懇親会費は別途2,000円)。希望される方には旅費の補助が可能です。参加登録の際に旅費支給希望を明記してください。

参加登録: 参加・旅費申し込みフォーム にてお申し込み下さい。旅費の補助を希望される場合は1月31日まで、そうでない場合は2月15日までにお申し込みください。

問い合わせ: sympo@jointicfs.jp

共催: 高エネルギー加速器研究機構、自然科学研究機構国立天文台、筑波大学、 新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」